航空機の品質検査。
命に直結した仕事を支える知識とスキル。

迫⽥ 健督

航空機事業部 品質保証室

2006年入社

中日本航空専門学校 整備科 卒業

品質検査を通して
現場とメーカーをつなぐ仕事。

工場で組み上がっていく飛行機の部位。その品質検査をするのが私の役割です。現在は、次世代中型旅客機の複合材主翼組立の検査業務を担当。計測器を用いて検査し、図面や仕様書の検査基準を満たしているかを確認して、その結果を正確に記録します。定められた基準に合致しなかったり不具合があったりすると、仕様書の許容範囲内で修正できるものに対しては作業者に指示を出し、修正できない場合は「不適合」の判断を下します。そして、お客様である航空機メーカーの設計担当者に報告し、検査基準を満たす処置について指示をあおいで現場に伝えることが大まかな仕事の流れです。

検査技師として求められる
ハイレベルなスキル。

仕事に不可欠なのは、飛行機製造に関する知識はもちろん検査技師としての資格です。機種ごとに航空機メーカーが定めた技能認定を受けなければ、その機種の品質検査ができないのです。そのため、入社直後は先輩のもとで仕事を覚えながらダブルチェック体制で検査に携わっていました。そうやって、必要な知識やスキルを現場で身につけると同時に、メーカーの研修にも参加。その後、ペーパーテストと実技試験に合格し、検査技師として独り立ちすることができました。航空機の品質管理に携わるというハイレベルで特殊なスキルを習得できるのは、この仕事の醍醐味です。

キャリアを重ねても
知識をアップデートする日々。

経験を重ねると、不適合が発生しやすいポイントが想定できるようになってきます。航空機の構造組立は人の手で行いますから、作業しづらい箇所ではどうしても不適合が出やすいのです。そのため、そういう箇所をより慎重にチェックします。そのためには作業工程をよく理解していなければなりません。また、過去に起こった不適合の事例を知っておくのも検査技師の仕事。各自が事例をまとめ、部内全員で共有するようにしています。さらに、更新される検査項目に合わせて自身の知識のアップデートも不可欠。キャリアを重ねても勉強を続ける毎日です。

新機種の初号機プロジェクトに参加。

入社2年目に、印象深いプロジェクトに携わりました。ある旅客機の初号機の検査に取り組んだのです。新しい機種ですから当然、図面や作業フロー、検査基準も新しいもの。私自身、入社して間もないこともあり、すべてが初めての経験でした。組立を担当する技術者はベテランばかりでしたが、部品がスムーズに入荷されないなどトラブルが発生することもあり、現場も慌ただしい状態の中、新規プロジェクトを成功させました。今、中部国際空港セントレアにその初号機が展示されています。同僚たちと見に行き、夢中だったあの日々を思い出しました。

責任ある仕事を
チームワークで担う。

航空機の品質検査。それは、命に直結するとても責任の重い仕事です。だからこそ、やりがいも大きい。入社当初は不安に感じることもありましたが、先輩や上司との関わりの中で、一つひとつ仕事を覚え、成長することができました。明るく元気で活発な会社。就職活動をしていたとき、会社見学で抱いた印象は、入社して10年以上経った今も変わりません。みんな明るく快活で、協力的です。何かトラブルが発生したり難しい課題に遭遇したりしたときも、一致団結して解決しようと努力する。そんな環境があるから、重責を担うことができるのだと思います。

知識・技術を伝承していくために。

今後の目標は、若手社員に頼りにされる存在になること。自分自身の新人時代の経験をふまえ、先輩たちに教わってきたことを後輩たちにしっかり伝えていきたいと考えています。モノづくりに携わる会社にとって、知識や技術は、継承していかなければならない財産ですから。私自身は、入社以来ずっと旅客機に携わってきましたが、今後、もしチャンスがあればロケットにも携わってみたいです。新たな分野で自分を試すことに不安もありますが、成長の原動力は挑戦だと思いますから。

⼀⽇の流れ

  1. 7:30

    出社

  2. 8:00

    朝礼

    その日の工程・作業確認

  3. 8:30

    検査業務

    工場での立会検査など

  4. 12:00

    昼食

  5. 13:00

    業務再開

    不適合が出た場合、メーカーの設計担当者に報告し指示をあおぐ

  6. 16:30

    撤収作業

    検査用の工具の確認、現場の掃除など

  7. 17:00

    退社

キャリアパス

  1. 新入社員 [ 入社〜 ]
    品質保証室に配属。製品検査・記録を担当。
  2. 検査技師として独り立ち [ 2年⽬〜 ]
    技能検定に合格し、検査技師として独り立ち。
  3. 現在 [ 14年目〜 ]
    旅客機の複合材主翼の検査業務を担当。

先輩社員に聞いてみた!

趣味は何ですか?

飛行機のグッズ集め。品質検査に携わった機種のグッズをメーカーの方からいただいたり、自分で買い集めたりしてコレクションしています。やはり愛着が湧くんです。

最近ハマっていることは?

会社の先輩に誘われて海釣りを始めました。初めての挑戦で大物を釣り上げてハマったんです。最近は、会社帰りに近くの汐見橋に寄ってシーバスを狙っています。

オフの日の過ごし方は?

子供と遊びます。ゲームをしたり公園に出かけたり。一緒に釣りに行くこともありますよ。一度、ボートに乗ってワカサギ釣りをしました。釣った魚を食べるのも楽しみのひとつです。

求職者へのメッセージ

求められる知識や技術を身につけるだけでなく、不適合が出やすいポイントについて自分で考え、工夫しながら検査する。品質保証は、そんな姿勢が求められるクリエイティブな仕事だと思います。だから、探究心や好奇心、チャレンジ精神がある人は、この仕事に向いているはず。ぜひ仲間になってください!

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