設計職を極めたい想いが、
今の仕事への姿勢に繋がっていく。

T.S

搬送事業部 Eng課 設計係

2011年入社

入社のきっかけは、モノづくりへの興味。

高校の頃生徒会役員をしており、各行事で使用する備品を自分たちの手で作る経験をしました。文化祭ではインパクトのある出し物がしたいという想いから、ターザンロープを一から作りました。2階から下へ滑っていくタイプで、今思えばすごい物を作ったなと(笑)
その頃からモノ作りに興味があり、大学進学も理工系を選択しました。就職活動では大学での学びを活かし、設計職を探していましたが業種は様々。面接に足を運んでいると、工場には必ずと言っていいほど「天井クレーン」があることに気づきテックササキを知ったんです。自分が設計したものが多くの人の役に立っていると思うと、今でも誇らしい気持ちになります。

形状、構造を検討し、強度を計算し、設置場所もイメージする。

私が主に設計しているのは、天井クレーンと呼ばれる搬送設備です。まず、営業とお客様が打ち合わせを重ね、設置場所や使用用途など、製品の仕様を確定させていきます。時には同行し、設計からの観点でお客様への提案なども行います。打ち合わせの内容や資料を元に、機器の選定や強度計算を行い、設置場所の建築図面を参考にしながら「ここはどんな形状にするか」「どのような構造を取り入れるか」など具体的なイメージを煮詰めて、図面に落とし込んでいくのが私の仕事になります。

自分だけでは見つけれない視点は、みんなで見つける。

私は入社して12年目になりますが、最初からミスなくできていた訳ではありません。寸法を測り間違えたり、部品を取り付けるための穴の数を間違えてしまったこともありました。幸いどちらもお客様への影響はなく事なきを得ましたが、私の上司が親身に相談に乗ってくれた事を今でも覚えています。ミスに気付いた時、すぐに上司に相談し、図面を覗きながら一緒に考え、アドバイスをもらえた風通しの良い環境があったからこそアフターフォローがスムーズにでき、その失敗から学び、自身の成長に繋がったと思います。設計には私のように機械図面を描く人と、可動させるための電気図面を描く人がいますが、お互い意見を出し合える環境も整っています。上司にも気軽に相談でき、職場内でも協力し合える環境がある事がとても心地良いです。

ベトナム出張での経験が今の仕事の糧に。

入社して4年目の頃、アルミサッシを納品するための搬送設備を製造するためにベトナム出張に行ってきました。当社には海外への搬送設備納入実績はありましたが、自分が海外相手に担当するのは初めてでした。図面は最初から用意されていましたが、実際に可動するか、障害物はないか現地で確認し、現地の作業者へ組付け指示も行いました。言葉が通じない環境で最善を尽くして仕事をする必要があり、責任は重大でしたが、無事納めることができてホッとしたのを覚えています。海外に限らず、設計をする上で準備の大切さや、お客様が望んでいるモノを形にする難しさを学びました。

仕事を任せてもらえる事への責任感。

私達が設計する搬送設備は、様々な場所で使われており、輸送機器メーカー、製鉄所、自動車工場など、あらゆるモノづくりの現場で活躍しています。その設備を製造するために当然設計図が必要なのですが、設計する上で私達はCADを使用しています。平面的な2D CADが主流になっていますが、当社でも3年前から、現実の立体をそのままコンピュータ内に表現出来る3D CADを使用し始めました。3D CADを使用する事で、2D CAD(平面図)では見えなかった障害物を確認する事が出来ますし、何より仕事の効率化も図れます。現在3D CADを使用できるのは私だけです。使いこなす事はとても難しいですが、実務をこなしていく上で知識を増やし、これからも頼られる存在でありたいです。12年経った今でも日々勉強中です。

効率化を図り、沢山の仕事を引き受けていきたい。

日々業務をする上で、簡略化できることはないか考えながら働いています。様々な技術が進歩していく中で、当社でも使える部分は取り入れ、さらに効率化を図っていきたいです。今ある社内標準型の天井クレーン設計の簡略化、将来的には自動化にまで繋がればいいなと。浮いた時間に大型クレーンや他の装置の設計を増やし、更に沢山の仕事を受けていきたいと思っています。

⼀⽇の流れ

  1. 7:45

    出社

    一日の行動予定を確認

  2. 8:00

    朝礼

    製造チームの行動予定を確認

  3. 8:15

    打ち合わせ準備

    お客様との打ち合わせ準備、資料の確認など

  4. 9:30

    打ち合わせ

    営業担当者と一緒にお客様と打ち合わせ。設計目線の提案で詳細な仕様を確認

  5. 11:30

    帰社

    打ち合わせの内容をまとめ社内で共有

  6. 12:00

    昼食

  7. 13:00

    設計・製図

    強度計算・部材の選定からCADによる製図までを実施

  8. 14:15

    工場へ

    製作中のクレーンの状況を確認。不具合があれば図面の修正を行う

  9. 15:00

    休憩

  10. 15:10

    設計・製図

    休憩後、設計・製図作業再開

  11. 15:50

    材料手配

    手配書類の作成・納期確認などを実施。購買係に書類を提出

  12. 16:50

    事務作業

    その日の作業時間を実績表に記入。翌日の準備も実施

  13. 17:00

    退社

キャリアパス

  1. 新入社員 [ 入社〜 ]
    新しく触るCADの操作を覚え、実際に天井クレーンの設計を任される。
  2. リーダー[5~8年目]
    様々な案件を担当。自分一人で完結できる案件が増える。
  3. 現在[11年目〜]
    天井クレーン以外にも、3D CADを用いた構造解析を行う。

先輩社員に聞いてみた!

趣味は何ですか?

体を動かすことが好きで、フットサルを友人としています。また最近だと自宅までの最寄り駅の一駅手前で降りて、ウォーキングしたりしています。

最近ハマっていることは?

船を出して釣りに行っています。鯛やブリを釣って自分で捌いて食べる刺身は鮮度が違いますね。次行く時は違う魚も釣ってみたいです。

オフの日の過ごし方は?

趣味をして過ごしたり、ゲームをしたりしています。家から全く出ない日もしばしば…。遊ぶ時はとことん遊んで、休むときはしっかり休みます。

求職者へのメッセージ

「モノづくりに携わりたい」「自分が作った物を間近で見たい」という方に、テックササキの環境は絶好です。工場が併設されているので、自分が作った図面からどのような製品ができたのか、すぐに見ることが可能です。また、色々なお客様を訪問し、納入したクレーンが実際に使われている姿を確認することができるのも、大きな刺激になります。

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