自分の手で旅客機やロケットを組み立てる。
ロマンあふれる仕事です。

S.K

航空機事業部 組立課

2008年入社

手厚い研修や先輩の指導のもと、
旅客機組み立てのスキルを習得。

「地元・愛知で航空機が造られているんだ!」就職活動中にテックササキの事業内容を知ったとき、心が沸き立ったのを覚えています。旅客機やロケットなどの構造組立を行う当社の航空機事業部。パーツを一つひとつ手作業で組み合わせていきます。まさに自らの手で航空宇宙産業に貢献できる。そんな仕事にロマンを感じ、入社を決めました。とはいえ、私はそれまでモノづくりの経験はなく、取り立てて器用でもありませんでした。しかし、入社直後の新人研修で作業の手順や基礎的な工具の使い方を教えてもらえたので、安心して現場に入ることができました。

人だけが可能にする微細作業。
人の命を預かる責任ある仕事。

現場配属後はボーイング社の旅客機の一部を組み立てる作業を担当し、1ヶ月に何機も量産する体制の中、仕事を覚えていきました。お客様である航空機メーカーの設計図に基づき、アルミ製やCFRP製(炭素繊維強化プラスチック)のパーツを一つひとつ手で組み立てていくのが基本的な流れ。例えばボーイング社の機体の場合、その設計図は英語で書かれています。それを当社の生産技術担当者が翻訳し、我々が作業しやすい図面にアップデートしてくれます。私たちは、その図面をもとに作業を進めるのです。仕事中はいつも、乗客乗員の命を預かる重要な仕事を任されていることを再認識し、身が引き締まる思いになります。

ロケットチームに配属。
リーダーとして現場をマネジメント。

航空機チームで経験を積んだ後、入社12年目に宇宙ロケットの組立作業を担当することになりました。現在はロケットチームでリーダー業務を任されています。例えば作業人員の割り振りでは、決められた作業手順を読み込み、各工程の難易度を理解したうえで適切な人材を配置。意欲のある人には希望するパートを任せてみるなど、若手の成長につながる采配を振ることもあります。組み上がった部品の位置や寸法などを図面と照らし合わせながら確認し、品質保証室の検査に繋げます。現場作業のすべてに責任を持つ。それが私の仕事だと思っています。

その日の課題は、
その日のうちに解決。

リーダーとして最も大切な役割は、現場の作業者が困らないようにフォローすることです。特に新しい機種の場合に多いのですが、現場で組立作業を進めていく過程において、細かい部分で図面上は想定されていない局面にぶつかることがあるのです。そんなときは、すぐにメーカーの担当者に確認して指示をあおぎ、スタッフに的確に伝えます。新機種の組立はメーカーの担当者も常駐してフォローしてくださるので、現場スタッフとの橋渡し役としてのリーダーの動きは重要です。課題はその日中に解決できるよう、スピーディに行動することを心がけています。

責任ある立場になって感じる
技術者としての成長。

リーダー業務を担当するようになって、メーカーの技術者の方から多くのことを学んでいます。例えば、作業手順の書類を読み解く場合、現場で起こるさまざまな課題に対処するうちに、各工程でなぜその作業が必要なのかまで理解できるようになってきたのです。そのため、「ここは、こうした方が効率的かもしれない」「もっと良い手順に変えられる」など、新たな気づきが生まれます。それをメーカーの方に提案することで、作業手順の改善に繋げることもあります。責任ある仕事を任せられ、それにしっかり向き合うことで、技術者として成長できているんだなと実感します。

ロケット事業の拡大に貢献したい。
夢は宇宙へ広がっていく。

小さな部品を一つひとつ組み立て、飛行機やロケットなどの大きな機体が少しずつカタチになっていく。それを自分の手で実現していることに、大きな達成感を感じます。以前、機体の組立に関わったロケットが種子島宇宙センターから打ち上げられる映像を同僚たちと一緒に見たことがあります。そのときは本当にワクワクしました。小学生の息子も父親の仕事を誇りに思ってくれているようです。今後も技術者、そして現場の管理者としての仕事の精度を高め、より良い現場、チームづくりを目指します。そして、ロケット事業の拡大に貢献するのがこれからの目標です。

⼀⽇の流れ

  1. 7:30

    出社

  2. 8:00

    朝礼

    その日の工程・作業確認

  3. 8:30

    現場作業

    全体の監督、トラブル対応など

  4. 12:00

    昼食

  5. 13:00

    作業再開

    新しいプロジェクトの打ち合わせなど

  6. 17:00

    作業終了

  7. 18:00

    退社

キャリアパス

  1. 新入社員 [ 入社〜 ]
    旅客機の機体の部分組立に携わる。
  2. 国産民間機担当 [ 6年⽬〜 ]
    ボーイング機のさまざまな部位を経験し、国産旅客機を担当。
  3. 宇宙ロケット担当 [ 12年目〜 ]
    ロケットチームに配属。宇宙ロケットの組立作業を担当。
  4. ロケットチームリーダー [ 13年目〜 ]
    作業の割り振り、メーカーと現場の橋渡し業務などを通し、現場をマネジメント。

先輩社員に聞いてみた!

趣味は何ですか?

映画鑑賞。最近、観たのは「スター・ウォーズ」の最新シリーズです。ロケットの組立に関わっているからといって、宇宙映画やSFものを特に意識して観ているわけではないのですが。

最近ハマっていることは?

バンドのONE OK ROCKが好きなんです。通勤電車の中でも、イヤホンでよく聴いています。妻をライブに誘ったのですが彼女はあまり好きじゃないようで、まだ生音は聴けていません。

オフの日の過ごし方は?

小学生の子供と遊ぶのが休日の楽しみです。ゲームをしたり公園で体を動かしたり、男同士の時間を共有できるのが嬉しいです。セントレアに飛行機を見に行ったりもしますよ(笑)。

求職者へのメッセージ

自分が関わったものが大空や宇宙に飛んでいくなんて、想像しただけでもワクワクすると思いませんか?私は、自分の仕事が大好きです。だから、会社にいる時間もずっと楽しいですよ。これから入社される皆さんも、モノづくりや航空機が好きなら仕事を楽しめると思います。

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